くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2015/6/12掲載
 
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虫歯も歯周病も感染症の一つ 家族ぐるみで口腔環境を整えて
 
ひかる歯科ちえこども歯科 院長
甲斐田 光氏
80歳になっても20本以上の自分の歯を残そうという「8020運動」。いくつになっても自分の歯で食べ続けたいものです。8020を達成するために大切なことを聞きました。

 ■自分の歯を残すために大事なことは何でしょうか。
 幼いころから、虫歯菌や歯周病菌が口の中に入らないよう予防することです。虫歯も歯周病も、唾液などによる感染症なので、身近な家族からうつることが多いです。子どもの口の中の環境が悪い場合、お父さんやお母さんの口の中の環境も悪いということが少なくありません。家族ぐるみで口の環境を整えるということを習慣にしていただきたいと思います。

 ■歯並びも関係するのでしょうか。
 80歳になっても20本の歯を維持している人は、歯並びが良い人がほとんどです。歯並びが悪いと、虫歯や歯周病になるだけでなく、発音やそしゃく、噛み合わせ、頭痛や肩こりなど体全体に影響を及ぼしてしまいます。虫歯や歯周病を防ぐことはもちろんですが、同時に、子どものころから良い歯並びを目指して“育成していく

 ■歯並びを育成するとは?
 永久歯に生え替わる時期から、良い歯並びになるよう、歯科医が積極的に関わっていきます。経過を見ながら、必要があればマウスピースなどを使って咬合(こうごう)誘導を行います。子どものころから定期的に歯科に行く習慣がついていると、虫歯がひどくなることもありませんし、麻酔を伴う治療をしなくて済みます。虫歯や歯周病が悪化してから受診するのではなく、歯磨きをしに行く気軽な感覚で、歯科で健診を受けていただければと思います。



 
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