くまにち メディカルインタビュー
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ダイエット最前線 健康ダイエット講座20

2005/8/27掲載
 
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食欲抑制ホルモンの減少がリバウンドの原因
 
堤整形外科クリニック院長
堤 隆治氏
ダイエットを決意して、過度の食事制限から激ヤセして…それからすぐに元の体重より増えてしまうというような、リバウンドの話をよく聞きます。「大好きなケーキもアイスも、お酒も我慢して頑張ったのに、なぜ?」と肩を落とした方も多いのでは。リバウンドについて聞きました。

 ■急激に痩せるとリバウンドが大きいとか、ゆっくり痩せたほうがいいとよく聞きます。本当でしょうか。
 急に痩せたときにはリバウンドが起きやすくなるという原因が、最近の研究でわかってきました。  食欲をコントロールしている“食欲抑制ホルモン”のひとつに「レプチン」という物質があります。これは、体に脂肪を蓄積する脂肪細胞から分泌されます。そのため、急激に痩せて脂肪が一気に減ると、レプチンの分泌も同時に減るのです。そうすると、いくら食べても満足できず飢餓感が強くなり、空腹感のストレスが大きくなるのです。

 ■では、ゆっくり痩せるとレプチンの減少を抑えることができますか。
 はい、抑えることができます。レプチンの減少が少ないと、空腹感のストレスがあまりありません。これまでに、ダイエットに頑張って1カ月に3s以上の減量した経験がある人は、この空腹のストレスを感じた経験があるかもしれません。また、短期間に何sも体重減少した人は、脂肪だけでなく筋肉や骨、内臓も痩せ細ってしまいます。余計な脂肪だけを確実に減らすためには、1カ月に1s程度の正しい目標を設定し、食生活を楽しみながらダイエットに取り組みましょう。 ■ダイエット教室 院内にて13時〜 8/27(土)「肥満解消の大脳生理学」、9/10(土)「敬老の日にちなんで長寿の秘訣」参加無料



 
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