くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2014/11/7掲載
 
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歯科用CTで立体的に画像診断 緻密な手術シミュレーションが可能に
 
関歯科医院 院長
関 光輝氏
従来のレントゲン画像より精密な診断が可能といわれる歯科用CT。機器の進化で、治療の選択肢が広がっています。最新事情について聞きました。

 ■歯科用CTについて教えてください。
 最新の歯科用CTは、目に見えない骨の状態や神経の走行も含めて、精密かつ立体的に画像診断することができます。従来のレントゲン写真と比べると、飛躍的に情報量が増え、口内の状態を正確に把握することが可能になりました。画像データはモニター画面で確認できるので、相談しながら患者さん一人一人に最適な歯科治療の計画を立てられます。例えば、インプラント治療の場合、画像データを基にインプラントを埋入する角度や深さなど、緻密な手術のシミュレーションを術前にすることができます。

 ■歯周病の治療にも役立っていると聞きます。
 はい。歯周病は歯茎や骨など歯の周辺組織を破壊していく病気で、症状は患者さんによってさまざまです。画像診断により、歯周病の進行度を正確に把握できます。歯周病の症状が続くと、歯周ポケット(歯と歯の間にできる溝)の奥深くに付着した歯石を取り除くために、歯肉を切開して手術することもあります。術前にどこが悪いのかをピンポイントで把握できるので、手術によるリスクを軽減できます。

 ■安心して手術に臨めますね。
 患者さんにとって安心、納得の治療を選択する手段になるといえるでしょう。歯周病は症状が進むと、歯を支える骨がなくなり、歯が抜けてしまう恐れもあるので、早期治療が大切です。歯科用CTスキャンはこれらのほかにも、さまざまな歯科治療において有効活用されています。詳しくは歯科医師にご相談ください。



 
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