くまにち メディカルインタビュー
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歯科最前線 インプラント治療

2005/9/17掲載
 
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人工歯根を埋め込み自然な歯に
 
としのり歯科院長
田中 俊憲氏
1970年生まれ。九州大学歯学部卒。九州大学歯学部付属病院補綴科勤務。
強度や審美的にも自分の歯に近い自然な仕上がりになるという点から、今注目のインプラント治療。そのインプラント治療の基本について、また、さまざまな治療法について聞きました。

 ■インプラント治療について教えてください。
 インプラント治療とは、歯をなくした部分に人工歯根を埋め込み、固定式の歯をつくる方法です。インプラントを埋めたら、骨と直接結合する約2カ月後に歯型をとり、冠を作ってネジで固定すると完成です。

 ■様々な治療法があるそうですが。
 まず、インプラントの前に抜歯が必要な場合、通常抜歯部が治癒するまでに最低でも3〜4カ月はかかります。しかし、その間に歯肉や骨がやせてしまい、理想的にインプラントができない場合があります。そして、その度合いによっては骨移植や粘膜移植が必要となってきます。そこで最近では、抜歯と同時にインプラントを埋め込むこともできるようになってきました。もちろん個人差があり、できる場合とできない場合がありますが、この方法だと治療期間が短くて済み、かつ、骨や歯肉がやせにくいため審美的に良好となります。また、義歯を安定させるためのインプラント義歯という方法もあります。片顎に2〜4本入れ、それを専用のバーで連結して、義歯を支えるための装置としてインプラントを活用するのです。この場合、今までお使いの義歯を加工して使うこともできます。その結果、義歯も安定し、本数が少なくて済むため肉体的・経済的負担が軽減されます。  インプラントの周囲には、天然の歯と同様に歯肉や骨が存在しますので、歯周病になる可能性があります。治療後は、ブラッシングと定期的なメンテナンスが大切です。



 
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