くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2014/10/3掲載
 
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広がるインプラント治療の可能性 患者一人一人が最善の選択を
 
関歯科医院 院長
関 光輝氏
失った歯を補う治療法として知られるインプラント治療。技術や機器の進化で、治療の可能性が広がっています。最新事情について聞きました。

 ■最新のインプラント事情について教えてください。
 インプラントは外科手術によって人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。これまでは、歯周病によって骨が溶けて無くなり、インプラント治療に必要となる骨の量が足りずに治療を諦めるケースがありました。しかし最近は、患者さんの体の骨の一部や人工代用骨を移植するなどして、手術に必要な骨の量を人工的に増幅させることが可能です。また、顎に埋め込むサイズが通常より短いインプラントも登場しており、骨を増やす量を抑えて、治療期間を短くする効果に期待ができます。

 ■術前に治療のシミュレーションができるそうですね。
 はい。最新の歯科用CTは、目に見えない骨の状態や神経の走行も含めて、立体的な画像診断ができます。その精密な画像データを基に、インプラントを埋入する位置をシミュレーションできるシステムもあります。モニター画面で確認できるので、相談しながら患者さん一人一人に最適な治療計画を立てることが可能です。

 ■歯科医師と患者さんの信頼関係も大事ですね。
 施術には確かな技術、豊富な経験も必要です。治療に関する説明を十分に受け、納得した上で治療を受けることが大事だと思います。失った歯を補う治療法にはブリッジや入れ歯などもありますが、自身の歯や、歯を支える骨を残すことが最善であり、歯周病の場合、早期治療が大切です。まずは口内の状態を歯科医院で診断してもらいましょう。



 
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