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産科・婦人科編

2014/8/22掲載
 
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正常な「月経」と「月経異常」の違い 不安があれば早めに産婦人科で受診を
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
「生理(月経)」に関する悩みはさまざま。しかし、産婦人科へ行くタイミングがつかめず、気になることがあってもそのまま、という方も多いそう。女性の体の基本である、「月経」と「月経異常」について聞きました。

 ■そもそも「生理」とは?
 おおよそ1カ月に一度、子宮から定期的に出血が起こることを、一般的に「生理」と呼びますが、医学用語としては「月経」という言葉が正式です。医療関係者などを除くと、女性であっても、月経や排卵、妊娠に関する知識は極めてあやふやで、正しく理解されていないのが実情です。正しい性に関する知識を持つことこそが、自分の人生設計を立てる上でも重要でしょう。

 ■正しい月経の定義と、どんなときに産婦人科を受診したほうがよいのか教えてください。
 正常な月経の目安は次の通りです。(1)日本人の初経年齢はおおよそ12歳、(2)月経から次の月経までの日数は25日〜45日、(3)月経の持続期日数はおおよそ3〜7日間、(4)閉経年齢は平均50・5歳。また、産婦人科を受診すべき異常な症状としては、(1)無月経(それまで定期的にあった月経がなくなり、妊娠していないのに3カ月以上連続して月経がない)、(2)頻発月経(月経の頻度が多く、24日以内に月経が起こる)、(3)稀発月経(月経の頻度が少なく46日以上3カ月以内)、(4)過小月経(月経の量がおりもの程度しかなく、ナプキンをほとんど必要としない。持続期日数が1〜3日以内)、(5)過多月経(1時間おきにナプキンを換えても漏れることがある。以前に比べて経血量が明らかに増加し、期間も7日を超えて長くなっている)、(6)不正出血(月経以外の性器出血)―のときです。不安な点があれば、早めに産婦人科を受診しましょう。



 
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