くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2014/7/25掲載
 
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広がるインプラント治療の可能性 技術の進歩で難しい症例にも対応
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
歯科のインプラント治療がずいぶん普及しましたが、最近はインプラントが無理だと診断された人でも可能な治療法があるそうです。最新のインプラント治療について聞きました。

 ■インプラント治療ができないのは、どのような場合ですか。
 インプラント治療では基本的に、インプラントを埋入するための顎の骨が必要です。歯周病などで顎の骨が薄くなってしまったり、骨の高さが足りなかったりして、土台となる顎の骨が不十分な場合は治療が難しくなります。しかし、近年は技術が進歩し、治療できる可能性が広がっています。

 ■具体的な治療法について教えてください。
 骨が薄かったり、細かったりする場合には骨幅を拡大したり人工骨を移植し、インプラントを埋入します。骨が短かったり、高さが足りない場合には短いインプラントを用いたり、インプラントを斜めに傾けて埋入することもあります。また、上顎に骨を移植せずに、頬骨にインプラントを埋入する方法もあります。治療技術の進歩によって、以前は難しかった症例にも対応できるようになりました。ただし、重度の骨粗しょう症や糖尿病の方は治療が受けられない場合もあるので、十分なカウンセリングを受けてください。

 ■インプラント治療が不安という方も多いようですが。
 インプラントは外科手術を伴うため、高度な技術が必要になります。一人一人に最適な治療を行うためには、精密な検査と十分にトレーニングを重ねたスタッフによるチーム医療が大切です。かかりつけ医への相談に加え、セカンドオピニオンのように他の専門医の意見を聞いてみるのもよいでしょう。



 
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