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歯科編

2014/7/4掲載
 
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気になる子どもの歯並びと噛(か)み合わせ 矯正治療で口腔(こうくう)内の総合的なケアを
 
熊本駅前矯正歯科クリニック 院長
上村 裕希氏
子どもの歯の矯正治療に関して、始めるタイミングや治療法などを専門医に詳しく聞きました。

 ■子どもの歯並びが気になるという親御さんが多いそうですね。
 確かに、子どもの矯正治療の受診率は年々増えています。歯並びは顎(あご)の骨格や生活習慣、指しゃぶりなどの癖が関係することもあるので、親御さんが不正咬合の場合、お子さんも…というケースがあります。何となく歯並びが気になられる場合は一度、専門医に相談されるといいですね。

 ■治療を始めるタイミングは。
 受診されたすべての人が、すぐに矯正が必要ということではありません。早めにスタートしたほうがよいのは、噛み合わせが逆になっていたり、横にずれていたりする人です。症状は人それぞれなので一概には言えませんが、子どもの場合、上下の前歯が生え替わる6〜7歳ころを治療開始の目安にするとよいでしょう。

 ■子どもの矯正治療は、どのように進められるのですか。
 6〜7歳くらいのお子さんの矯正治療は、単に歯列を広げて整えるということではなく、歯の土台となる顎の骨を正しく成長させることが中心となります。まずは一人一人の骨格のパターンを見極め、その子に合った一番良い治療法を検討することから始めます。子どもの場合、顎の成長する力を借りて治療を進められるので、治療期間が短くなったり、将来的に歯を抜いたりする外科的な治療を回避できる可能性が高くなります。また矯正と併せて、虫歯のチェックや正しい歯磨きの仕方なども指導します。小さいころから、口腔(こうくう)内の環境を整える総合的なケアを進めていきましょう。



 
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