くまにち メディカルインタビュー
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美容皮膚科編

2014/5/16掲載
 
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多汗症の悩みに効果的な治療法 皮膚科専門医にご相談を
 
駕町 太田皮ふ科 院長
太田 浩平氏
皮膚科学会認定皮膚科専門医。
1964年生まれ。筑波大学卒。九州大学皮膚科入局。九州大学大学院を経て、新日鉄八幡病院皮膚科部長。99年に父の診療所(保田窪)を継承。2002年に日赤通りに移転。
暖かくなると多量の汗やにおいに悩む人も多くなります。そこで、夏に向けて多汗症の治療について伺いました。

 ■多汗症の症状とは。
 汗腺はアポクリン腺とエクリン腺の2種類があり、エクリン腺からは、緊張したときなどに発汗します。また、春〜夏はアポクリン腺から多く発汗します。その汗自体はあまりにおわないのですが、皮膚表面の細菌で分解されると特有のにおいを発すると言われています。

 ■多汗症の治療法は。
 緊張などが原因の多汗症には、発汗を抑える内服薬があります。また、制汗・防臭効果がある塩化アルミニウムローションを皮膚科で処方することもあるので、お悩みの方は、試してみるのもいいかもしれません。最近はボトックス注射を利用する方も増えています。

 ■ボトックス注射とは。
 汗腺の働きを抑えるボトックスという薬品を皮下に注入する方法です。施術時間は10分程度で、手術に抵抗があるという方に最適です。

 ■効果はどれくらい持続しますか。
 個人差がありますが、4〜5カ月間ほど持続します。汗によるにおい・汗の分泌を抑え、衣服の汗じみを解消します。春に注射をすれば、夏の間は汗の悩みから解放され、快適に過ごせます。

 ■春は脱毛の相談も多いとか。
 最近は中高生や男性の施術も増えています。ヒゲやデリケートゾーンの脱毛に効果を発揮するロングパルスYAGレーザー、白髪や産毛には針脱毛、高い美肌効果もある最新の光を使ったレーザー機器など、悩みや肌質に合った治療方法でより安全性の高い脱毛ができます。多汗症や脱毛は、皮膚科専門医で相談されることをおすすめします。



 
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