くまにち メディカルインタビュー
   HOME > 歯科 インタビュー一覧> 歯科 最前線
 
歯科編

2013/11/22掲載
 
MENU
美容整形
美容皮膚
ダイエット
内科
心療内科
歯科
皮膚科
婦人科
肛門科
がん治療科
小児科
眼科
整形外科
耳鼻咽喉科
神経内科
泌尿器科
放射線科
循環器内科
医療福祉
消化器外科
形成外科
味覚障害
免疫治療
血管外科
精神科
年齢問わず増加傾向の知覚過敏 歯のホームドクターでQOLの向上を
 
おひさま歯科クリニック 院長
澤幡 佳孝氏
冷たい食べ物などで歯がしみやすくなる知覚過敏。「どうせ治らないから」と、そのまま放置しているケースも少なくないようです。知覚過敏の原因や対処法などについて聞きました。

 ■知覚過敏の原因とは。
 知覚過敏とは、歯周病の進行や強いブラッシング圧が原因で歯ぐきがやせたり、加齢に伴い歯がすり減ってしまうなどして、歯がしみやすい状態になることです。ストレスやかみ合わせが原因だったり、酢や健康ドリンクなど強い酸性の飲食物を頻繁に摂取して歯の表面が溶けてしまう酸蝕症によっても発症します。生活習慣に起因する場合が多く、年齢を問わず増加傾向にあります。

 ■知覚過敏のメカニズムは?
 諸説ありますが、一つは歯の象牙質に通る管を満たす組織液によるもの。冷水や冷たい風、食物などの刺激によって組織液が動き、管の先にある神経の枝が痛みを感じるという説です。このほか、電流や化学物質が直接痛みを感じる部分を刺激しているという説もあります。

 ■対処法や治療法はありますか。
 知覚過敏になった背景や原因によって、対処法も違ってきます。歯磨きが不十分ではないか、または歯磨きをしすぎていないか、歯ぎしりや食いしばりをしていないか、酸性の強い飲み物を飲む習慣はないか、虫歯はないかなど、思いつく限り考えてみましょう。かんだ時に痛い場合は、歯がひび割れていることもあります。正しい原因を突き止め、適切に対処すれば知覚過敏の症状は大きく軽減されます。原因を特定した上で、塗り薬を塗ったりマウスピースを使用することもあります。我慢をせずに、まずはお近くの歯のホームドクターに相談されることをお勧めします。



 
無断転載は禁じます。
掲載の記事、写真等の著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun
  (c) 熊本日日新聞社 〒860-8506 熊本市中央区世安1-5-1
くまにち.com トップページへ