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歯科編

2013/10/25掲載
 
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自分にピッタリ合った入れ歯作り 精密義歯で取り戻す、すてきな笑顔と健康
 
さくらのもり歯科医院 院長
成瀬 公彦氏
「入れ歯がすぐはずれる」「発音がしにくい」など、入れ歯(義歯)で悩んでいる方は意外に多いそうです。どんな入れ歯を作れば快適な生活が送れるのか、話を聞きました。

 ■主な入れ歯の悩みについて教えてください。
 「かたい物が食べられない」「顔のシワが気になる」「入れ歯がはずれやすい」「痛みがある」などが多いですね。入れ歯が合っていないと、かんだり食べたりすることに不具合が起きるだけでなく、「老けた気がする」「表情が乏しい」など、食事以外の日常生活でもストレスを感じることが増えてしまいます。一方で、「入れ歯ってこんなもの」とあきらめてしまっている人も少なくありません。

 ■入れ歯が合わない原因は?
 顔の形やかみ癖など人それぞれ個性があるのに、一人一人に合った入れ歯を使っていないことが大きな原因の一つです。一般的に入れ歯を作る場合、洋服をオーダーメードする時に身長や体格を測ってあつらえるように、口の中の形やサイズを型取りして作ります。ところが、実はそれだけでは十分ではありません。新調した服を着ていても、姿勢が悪かったり肩が傾いていたりすると、しわが寄ったりだぶついたりするように、入れ歯についても同じことがいえるのです。

 ■本当に自分に合った入れ歯を作るには?
 まずはレントゲンなどの検査や診察を行います。カウンセリングを通して治療方針を相談した後、患者の口の形や筋肉の走行に合わせた精密な型取りをします。かみ合わせの高さや顔の長さ、かみ癖を調べ、口や顔によいポジションを診断します。この時、かみ合わせが極端に悪く治療が必要だと思われる場合は、トレーニング用の入れ歯を作ることもあります。そして仮合わせを経て、精密義歯が完成します。洋服を着こなすためには正しい姿勢や歩き方が必要なように、入れ歯を不具合なく使うためには、かむ位置やかみ方の傾きなどを修正する必要がありますので、完成後も患者一人一人の口の動きに合わせた調整を数回行います。かみ方を正しい状態に戻していく治療やトレーニングをすることで、全身の病気の予防に大きな差が出る可能性があります。

 ■精密義歯の効果は?
 かむ行為がスムーズに行われることで食生活が豊かになるのはもちろんですが、精密義歯をつけることで「顔のゆがみが少なくなった」「人前で自然な笑顔が出せるようになった」と喜ばれる方もたくさんいらっしゃいます。「入れ歯が合ってないかも」と悩んでいる方は、我慢せずに、気軽に歯科医に相談してみてはいかがでしょうか。



 
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