くまにち メディカルインタビュー
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脳神経外科編

2013/8/23掲載
 
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“いつもと違う頭痛”に注意 くも膜下出血や脳梗塞などの危険性も
 
熊本セントラル病院 脳神経外科医長
白石昭司氏
頭痛に悩まされている人は多いでしょう。たかが頭痛と考えがちですが、命に関わるケースも潜んでいるそうです。頭痛の種類や原因、注意点などについて、詳しく聞きました。

 ■頭痛で受診する患者さんが多いそうですね。
 脳神経外科の受診理由で、いちばん多いのが頭痛です。ひとくちに頭痛と言っても、ズキズキするような痛みや、締め付けられるような痛み、重たい感じなど、原因や患者さん本人の感じ方によって、症状は人それぞれです。慢性の頭痛は、肩や首の筋肉が緊張し固くなることで起こる「緊張型頭痛」、頭の血管が脈打つことでズキズキと頭が痛む「片頭痛」、神経の炎症や圧迫によりズキッとした痛みを感じる「神経性頭痛」に分けられます。これらは、内服薬による治療が中心になりますが、吐き気や嘔吐(おうと)を伴ったり、寝込んでしまうような場合は、注射や点滴をします。時には2〜3日入院が必要な場合もあります。

 ■市販薬で済ませても大丈夫でしょうか。
 慢性の頭痛なら、多くの場合、市販薬の服用でも問題ないでしょう。薬に頼りたくないからと、我慢できなくなってから薬を飲むと、なかなか効かないことがありますので、痛みを感じたら早めに服用されることをお勧めします。

 ■受診したほうがよいケースとは。
 頻度は低いのですが、頭痛の中には、髄膜炎やくも膜下出血、脳梗塞など命に関わる重篤な病気が隠れていることがあります。髄膜炎は、風邪などの感染症がきっかけで発症する病気で、発熱や吐き気、頭が割れるような痛みが続いたり、意識混濁を伴うなどの症状があります。くも膜下出血は、脳動脈瘤(りゅう)が破れた瞬間に突然、痛みに襲われます。その痛みは、後頭部をバットで殴られたり、雷が落ちたりしたような痛みだともいわれます。突然起こる激しい頭痛、日増しに悪化する頭痛、吐き気を伴う頭痛など、“いつもと違う頭痛

 ■予防法はあるのでしょうか。
 くも膜下出血は、ある日突然起こる病気ですが、脳動脈瘤があるかどうかが事前に分かっていれば、血管が破れる前に処置をすることができます。最近ではMRI検査により小さな動脈瘤も発見できるようになりました。脳梗塞の場合は、MRI検査で異常がなくても安心することはできない疾患ですが、動脈硬化があったり、血管が詰まっていたりする方は、脳梗塞になる危険性が高くなります。40歳以上で高血圧や糖尿病、高脂血症などの危険因子のある方は一度、脳ドック検査を受けられることをお勧めします。



 
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