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歯科編

2013/7/19掲載
 
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「原因不明」の不調に悩んでいませんか? 肩凝りや首の痛み、歯科で解決できることも
 
スガ歯科医院院長
菅 健一氏
“原因不明”の凝りや痛み…もしかすると、その原因は歯科と関係しているのかもしれません。歯科に由来する体の不調について聞きました。

 ■歯科と関係する不調とは。
 肩凝り、首や耳の痛み、手足のしびれ、めまいなどの不調があるのに検査をしても異常が認められない場合、歯科の分野に原因が潜んでいる場合があります。病名がつかないまま、痛み止めや抗うつ剤を何年も飲み続けている方、痛みが重症化し、日常生活が困難になってしまう方もいるようです。患者さんは、体がつらいのはもちろんですが、病名がつかないことで、精神的にもつらい思いをされています。

 ■なぜ、そのようなことが起こるのですか。
  噛(か)み合わせに異常があると、顎周辺にある筋肉が過剰に緊張し、顎関節のすぐ後ろにある耳に痛みを感じたり、首すじや肩に凝りが出たりする場合があります。筋肉は全身につながっているため、背中の痛み、めまいなど、さまざまな不調につながることもあるのです。全身に激しい痛みが起こる「線維筋痛症」という病気は近年の研究で、発症者の8割が顎関節症を併発していることが分かっています。

 ■体の不調が噛み合わせと関係しているとは驚きですね。
 そうですね。長年の痛みの研究の成果で、これまで不定愁訴(ふていしゅうそ)と思われていた症状が歯科の観点で改善できるケースが増えています。つらい痛みからうつ症状に陥り、外出もほとんどできなかった患者さんが、元の明るい生活を取り戻し、見違えるようにイキイキとされている方もいらっしゃいます。首、肩、耳、顔周りなどに見られる不調にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。



 
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