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産科・婦人科編

2013/4/26掲載
 
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妊婦健診での超音波検査 推定体重の誤差は±10%程度
 
うしじまクリニック
牛島 英隆氏
産科・婦人科うしじまクリニック院長
医学博士
妊婦健診の際に受ける超音波検査。お腹の中にいる赤ちゃんの姿を見ることで、母性や父性が育まれるなど、コミュニケーションツールとしての意味も大きいそうです。検査の影響について、専門医に聞きました。

 ■超音波検査を毎回受けても、赤ちゃんに影響はありませんか?
 超音波検査装置は、これまでの研究の結果から、高い安全性が確認されています。しかし、妊娠初期においては、念のため不要な検査は避け、短時間にとどめておくことが望ましいでしょう。

 ■胎児の推定体重と実際の体重とにズレが生じるのはなぜですか?
 体重は胎児の体積から推定して求めます。体積と体重との関係には個人差があり、超音波は体の中の状態によって多少変化するので、誤差は避けられません。おおむね+-10%程度のズレがあります。

 ■「前回の健診に比べて、推定体重が少なくなっていた」「前回から1週間しかたっていないのに、200gも増えていた」など、心配する声も多いそうですね。
 +-10%の誤差があると仮定すれば、前回の健診で大きめに、今回は小さめに推定されるなど、体重に逆転があってもおかしくはありません。10カ月全体の発育傾向として上向きであれば、心配ありません。

 ■超音波検査は毎回受けたほうがよいのでしょうか?
 発育に異常がなければ、毎回受ける必要はありません。ただ、胎児の姿を見ることで母性や父性が育まれるなどの効果を考えれば、健診を行う医師の考え方次第でしょう。

 ■胎児が小さいと言われました。
 喫煙や極端なダイエットが原因かもしれません。たくさん食べれば大きくなるわけではないので、まずは主治医に相談してみましょう。



 
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