くまにち メディカルインタビュー
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歯科編

2013/3/22掲載
 
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春休みは矯正治療をスタートする好機 外科手術を併用し、短期間でできる方法も
 
パール歯科・矯正歯科クリニック 理事長/総院長
前田 明浩氏
近年、選択肢が広がっている矯正治療。矯正期間の問題に対応した治療法や受診のタイミングなどについて聞きました。

 ■さまざまな矯正治療が登場していますね。
 矯正治療は近年、技術が進み、患者さんの選択肢が広がってきています。しかし、矯正治療をしたいと思っていても、治療期間が長くかかるのが嫌で治療に踏み切れないという方もいらっしゃるようです。スピーディーに治療したいという人には「コルチコトミー法」という、手術を併用した矯正をお勧めしています。

 ■コルチコトミー法とは。
 歯根の周囲に割れ目を入れる外科処置で、歯を早く移動させることができます。静脈内鎮静法という負担の少ない麻酔を用いて行います。この方法によって従来の約半分の期間、早ければ1年弱で治療が完了する場合もあります。また、CTを活用した精密な診断によって矯正用のミニインプラントや補てつ矯正などの方法を併用し、より的確に治療を進めることが可能になりました。

 ■受診のタイミングは。
 矯正治療は検査や診断、装置の調整など、最初の段階で通院していただく頻度が高くなります。進学や就職を控えている方は、時間にゆとりのある春休みが治療を始める好機ではないでしょうか。矯正治療は単に歯を動かすだけでなく、外科的技術と審美歯科的技術によって、個々の希望に応じた総合的な治療が必要になります。歯科医師、矯正の担当医師、歯科技工士、歯科衛生士が協力して進めるチーム医療が大切です。これまで、見た目や治療期間の長さを理由に治療をあきらめていた人も、まずはお気軽に専門医にご相談ください。



 
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