くまにち メディカルインタビュー
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ダイエット最前線 健康ダイエット講座21

2005/11/12掲載
 
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空腹がダイエットの味方
 
堤整形外科クリニック院長
堤 隆治氏
「ダイエットしたいのに、甘いものが我慢できない」。そんな方って結構多いのではないでしょうか。空腹感とダイエットの関係について聞きました。

 ■「お腹がすくと食事や甘い物が欲しくて我慢できない」こんな方でもダイエットできますか。
 太っている人は、低血糖(空腹状態)に敏感で、心理的に早く何か食べて低血糖を解消しないといけないと思い込んでいることが多いようです。例えば、かなり空腹感が強く何か食べたくても、忙しくて昼食がとれないとします。しかし、2時間程経過すると、それほどお腹がすいたと思わなくなります。あんなにお腹がすいてたのにと、不思議に思った経験がある人は多いことでしょう。これは、体に蓄えられていたグリコーゲン(エネルギーの元となる糖の集まり)がなくなって、脂肪の分解で血糖値が上昇したことが理由です。「お腹がすいてご飯がおいしい」と思うのは健康の証ですが、ダイエットをしているときは、空腹を苦にせず、余分な脂肪が体からなくなってより健康になっていると前向きに考えましょう。ちょっとした発想の転換で、空腹が苦痛でなくなってダイエットに成功します。  私たち人間は、何百万年という長い間食料不足に苦しめられてきました。人間の遺伝子の中に食べ物がある時は、できるだけ食いだめし体の脂肪として貯え、将来の飢餓に備える本能があります。だからせっかく貯えた体の脂肪が減ることは生命を脅かす危機として本能的に感じられ、空腹のままでいることが体に悪いという考えが自然に生じます。そんな時、空腹がダイエットの味方、空腹が体の余分な脂肪を減らしてくれる健康の源だと思い出して下さい。 ■ダイエット教室 院内にて開催 11/12(土)「栄養士による食事指導」26(土)「肥満の原因分析」参加無料



 
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