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産婦人科編

2013/2/1掲載
 
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周期あたりの妊娠率7〜14%の「人工授精法」 良好な精子の注入が妊娠成立のカギ
 
ソフィアレディースクリニック水道町
岩政 仁氏
熊本大学医学部大学院博士課程卒
日本産科婦人科学会専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
不妊治療の柱の一つとされる「人工授精法」。妊娠成立のための要因や妊娠率などについて聞きました。

 ■人工授精法とは?
 人工授精法は、排卵日に合わせて採取した精子を女性の子宮内に直接注入するという治療法です。より効果を高めるため、採取後の精液を洗浄して細菌を除去し、その中からさまざまな方法で活発な精子を選び出して注入する方法で行っています。人工授精法の適応例としては、精子減少症や性交困難などの男性因子、子宮の入り口で精子が動けない頚管(けいかん)因子。基礎体温やホルモン検査などで排卵日を推定し、夫婦生活(性交)を行うというタイミング法を何回か試みても妊娠しないという原因不明の不妊などが挙げられます。

 ■人工授精法で妊娠するためには、どのような要因が必要ですか?
 人工授精法では「排卵のタイミングに合わせて、いかに数多くの運動良好な精子を卵管の近くに送り込めるか」が成功のカギを握ります。すなわち、卵管の状態が良好で、男性因子がそれほど重症でないことが妊娠を成立させるために重要です。逆に、「高年齢である」「精子が少ない」「卵管の状態が良くない」「子宮や卵巣、卵管などの手術後である」─などはマイナスの要因となります。人工授精法の治療周期あたりの妊娠率は7〜14%で、妊娠する人の大半は5〜6回以内に成立するといわれています。そのため、それ以上の回数を行っても妊娠に至らない、精子数が極端に少ない、卵管の状態が悪いという場合は、体外受精などへのステップアップを勧めるケースが多いようです。人工授精法の特徴と適応をよく理解して、納得いく治療法を選択していただきたいと思います。



 
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