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歯科最前線 歯周病治療とインプラント

2005/11/19掲載
 
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早期治療と失われた歯のケアを
 
ありむら歯科医院
院長 有村嘉人氏 副院長 有村由紀氏
▼院長 有村嘉人氏
 鹿児島大学歯学部歯周病科
 日本歯周病学会認定歯周病専門医
▼副院長 有村由紀氏
 九州大学歯学部義歯科
一般の認識以上に罹患率が高いという歯周病。特に中高年に多く見られ、放置しておくと歯を失ってしまうことも…。早期治療はもちろん、歯を失ってしまってからのケアも大切だそうです。

 ■歯周病の治療はどのようなものなのでしょうか。
 まず、その患者さんにあったブラッシングの指導と歯や歯の周りの組織を清潔に保つケアになります。患者さんそれぞれでお口の中の状態が違いますので、ブラッシングの方法も変えていかなければなりません。まず、予防が第一ですが、症状が進行しているケースでは、外科的な治療や歯周組織を再生させる薬を活用したりして歯の保存を図ります。

 ■では、すでに失ってしまった歯はどうすればいいのですか。
 歯を失ってしまいそのまま放置すると、残りの歯で咬む力を支えていかなければならないため、残りの歯に非常に力の負担がかかります。また、残った歯の部分だけで咬もうとするために左右の筋肉のバランスも崩れ、顎関節に支障をきたす場合もあります。そのため、義歯やブリッジなどで失われた歯の部分を補っていくわけですが、どうしても残った歯に負担がかかってしまいます。そこで、失った歯の代わりに人工の歯根を埋め込んで残存歯への負担なしで機能の回復ができるのがインプラント治療になります。メリットの多い治療法ですが、手術をしないといけないこと、保険適応でないこと、顎の骨の状態によっては治療ができないこともあります。かかりつけの先生とよく相談されてください。



 
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