くまにち メディカルインタビュー
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美容外科編

2012/11/9掲載
 
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切らない施術法で患者の負担を軽減 傷跡が残らないワキガ・多汗症の治療
 
共立美容外科熊本院長
山田 雅明氏
冬にかけてのこれからの季節、厚着をしたまま入った屋内の暖房で汗をかき、蒸れてワキからにおいが─。そんな経験はありませんか? 夏以外も気になるワキガや多汗症について、その治療法を聞いてきました。

 ■ワキガや多汗症の原因は?
 ワキに汗腺が多数点在しており、この汗腺から汗が分泌されます。汗自体は無臭なのですが、その分泌液を皮膚常在菌が分解する際に発生するのが、あの独特なにおいなのです。ワキガや多汗症を治すためには、ワキを切開して汗腺自体を取り除くか、汗腺自体の働きを抑制するか、大きく2つの方法があります。

 ■切開はしたくないのですが。
 治療法もさまざまありますが、いま主流なのは「マイクロウェーブ治療」という、切らない手術法です。これは皮膚の表面に電磁波を照射することで、汗腺を破壊して発汗作用を抑える治療法です。局所麻酔を施して照射部分を冷却しながら行うため、痛みをほとんど感じません。施術当日からシャワーもできますし、仕事を休む必要もありません。傷跡も残らないので、施術に不安がある方や傷跡を気にする方には特に適した方法ですね。

 ■汗腺を破壊することによる、体への影響は?
 人間は発汗することで体温を調整しています。調整は体全体の汗腺で行うので、ワキの下の汗腺が減少しても特に影響はありません。気になる方や、一時期だけニオイを抑えたい方などには「ボトックス注入法」をおすすめします。汗腺の働きを抑制する薬液(ボトックス)を注射器でワキの下へ注入する方法で、施術時間は5〜10分程度、効果は約半年〜1年持続します。症状によって最適な治療法は異なりますので、まずは専門医へご相談ください。



 
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